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ブランディングの成功事例から考える

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2020.11.3

 

 ブランディングは、国や文化などで個々人が持っている概念を大きく変える事でビジネスで優位に立つことができます。今回は世間で一般的に知られているものでブランディングによって成功した事例をご紹介いたします。

 

 今回は、主に商品やサービスなどのプロダクトブランディングに特化した事例になります。皆さまは、お茶を買うことに違和感は無いと思います。しかし、30年以上前はお茶は家で急須で飲むもの。わざわざタダで飲めるものを買う人はいませんでした。

 

 それが今では、買うのが当たり前の文化になっています。個々人が頭の中に持っている概念が変わる事で今まで売れなかったものが売れていきます。

 

 発想の展開や切り口で見せ方を変えることがブランディングですが、一朝一夕で変わっていくものでは無いので根気が必要な方法であることは間違いありません。ですので短期ではなく中長期のビジョンを持って進める事が成功する確率をあげます。

 

 

 機能や値段などが同じなのに、ある国では売れている商品だけど、この国では売れない。このような国ごとの文化や風習で売上げが変わることはあります。例えばセキュリティの事例などは、まさにそうでアメリカやヨーロッパではセキュリティも経営の基盤となる認識を持っているのでお金もそれなりにかけています。

 

 しかし、日本では島国ということもありセキュリティを高めるという概念が他国と比べて低いような気がします。筆者は小学生の頃、鹿児島市内に住んでいたのですが30年以上前は玄関の鍵を閉めるという文化が浸透していませんでした。東京にきて、感じた事は夕方になると雨戸を閉めるという防犯文化。この辺り日本でも東京と地方では防犯意識の差はあるのだと感じています。

 

 そんな場所が変われば人の常識も変わるわけですが、セキュリティも最近は大手を中心にお金をかけるようになってきました。しかしながら、まだまだ本来かけるべき予算を使っていないとうの現実です。

 

 皆さまは、名刺の管理をどうされていますでしょうか?一昔前は、交換した名刺は個人で管理するというものでした。しかし最近は、クラウドで名刺データを一括管理するということが可能になりました。名刺は会社で管理するという市場ニーズに合わせてSansanはテレビCMで一気に市場シェアを獲得しました。

 

 今や、中小企業でも名刺は会社で管理するものという文化を形成することができました。スタートアップであるSansanがいち早くプロモーション活動をする事によって名刺管理といえばSansanという立ち位置を気づくことができたのではないでしょうか。

 

 

 インテルは、BtoB企業の商習慣において革命をもたらした施策として有名です。当時CPUについては一部のマニアの人だけが選んで買っていたものを一般人まで浸透させました。

 

 この手法、「イングリーディエント・ブランディング」というもので「顧客が、市場において他社製品ではなくあえて貴社製品を買い求め、さらに他社製品よりもより高い価格を進んで支払うようになるための戦略」と解説されています。いわゆる成分ブランディングというもので、ゴアテックスやテフロン、自転車の部品で使われるシマノなど例を出せば意外とたくさんあります。

 

 商流としてはBtoBですが、toCに対しても影響を与える差別化戦略です。インテルは相当なお金をかけてマス媒体での広告をしていましたが、必ずしも多大なコストを必要は無く適正なコストで投資対効果を得られるものだと思っています。

 

 BtoBのように、取引をするリードが限られていてもエンドユーザーに広く使われるものであれば、効果がある手法ではないでしょうか。