導入事例

小柳建設株式会社/小柳 卓蔵 様

本質を理解し、情熱をもってチャレンジしてくれた

 新潟県の総合建設業として、地域社会の成長発展に貢献してきた「小柳建設株式会社」。代表取締役社長の小柳卓蔵さんは、マイクロソフトと共同で建設業の働き方を変える「Holostruction(ホロストラクション)」を開発。その認知度とブランドイメージの向上のためにAOI BtoB Branding(以下、AOI)が提案した戦略を採用。実施した施策やその効果について、語っていただきました。

※ コロナの影響で、リモートで取材させていただきました。

ビジネスにおいて課題

これまで世の中になかった、新しい製品の認知度向上が課題だった。

──ビジネスにおいて課題だったことは?

 ホロストラクションはこれまで世の中に存在しなかった全く新しいアプリケーションです。これまで実現できなかった様々なことが可能となり、建設業界のイメージや働き方すら変える力をもっているのですが、それを理解するためには、マイクロソフトのホロレンズというデバイスを装着する必要があります。

 そのため、どんなに言葉で説明してもホロストラクションの革新性がなかなか理解されにくいのです。よって、ホロストラクションの機能性やそれによって実現できることなどを人々にいかに知ってもらうか、そして世の中にどう広めていくかという点で悩んでいました。

施策のポイント

サイトと映像を制作し、イベントを開催した。

──施策内容について、まずAOIの担当者との出会いのきっかけは?

 最初に会ったのは2018年の建設業界の展示会です。AOIの担当者の方とお話したところ、新しいビジネスを始めたところで同じような課題を抱えており、「共闘できる可能性があるので、お手伝いさせていただけませんか」とご提案いただきました。

 確かに我々も企画・PR系は最も弱い部分でもあるし、この世にないものをどうやって世の中に広めていくかわからないという課題を抱えていたので、担当者個人から共通の課題解決に対するチャレンジングな姿勢を感じたので、ぜひ一緒にやりましょう! となりました。

──実際にどのような経緯を経て、施策を決定したのですか?

 2019年1月に、AOIの担当者から、ホロストラクションを世の中に広めるための3カ年に及ぶ全体的なマーケティングプランを提案していただきました。その中に、最初に実施する具体的な施策内容としてホロストラクションのイメージサイトと動画の作成と、イベントの開催がありました。

 

──提案を受けた時の感想は?

 率直にさすがだなと感心しました。ホロストラクションのPRやマーケティングだけではなく、会社全体のイメージも変えてくれる素晴らしい提案だと思いました。そもそも一般の方々からすると、地方の建設会社は荒々しい男性のイメージが強いと思います。AOIさんの提案はそういったイメージを変えて、ブランド力を向上させることができると思いました。

 また、地元の制作会社からの提案は、本質的な部分を捉えきれていなかったので、その意味でもAOIさんはすごいと思いました。

 とはいえ、我々も未経験のことなので、社内での検討に時間を要しました。施策の内容としては問題なかったので、2019年3月から具体的に動き出し、ホロストラクションのサイトと動画を作成し、ミートアップイベントを東京で開催しました。

──それぞれの施策の内容とその感想を教えてください。

 2019年1月に、AOIの担当者から、ホロストラクションを世の中に広めるための3カ年に及ぶ全体的なマーケティングプランを提案していただきました。その中に、最初に実施する具体的な施策内容としてホロストラクションのイメージサイトと動画の作成と、イベントの開催がありました。

 ホロストラクションの開発の目的は、建設業の働き方をより効率化し、残業をなくして時間を作ることで、家族や従業員を幸せにするというものです。

 作成していただいたサイトと動画は、最初に提案いただいた時に感じた通り、目的が非常にわかりやすく伝えられると感じました。それに加え、当社はもちろんのこと建設業界そのもののイメージをよりよく変えていく事が期待できる満足のいく出来栄えでした。

 具体的には、サイトや動画に出てくる「いい仕事は、家族との時間もつくる。」というキャッチコピーは非常におしゃれでありながら、心に響くものでした。当社は俗に言う理念経営で、サイトや動画を見た瞬間、ホロストラクションと当社の理念の芯を捉えていると感じ、大丈夫だなという安心感をもちました。当社の軸となる理念をAOIさんにキャッチコピー1つで表していただいたことは、非常に納得感があってよかったです。

 イベントは2019年11月に、いわゆる情報感度の高いアーリーアダプター層を対象に、「“Holostruction Meetup ”建設の新しい働き方」と題して、ホロストラクションのデモや導入企業とのパネルディスカッション、体験会を実施しました。

 AOIさんに全体の企画運営まで担当していただいたのですが、ゼネコンだけではなく、様々な業界から150名もの方々に参加していただきました。

 具体的には、まず会場選びからよかったです。参加者から建設業のイベントとは思えないとお褒めの言葉をいただきました。内容的にも非常に刺さるものがあったようで大いに盛り上がりました。私も国内外のミートアップイベントに参加していますが、とても素晴らしいイベントだったと思います。

施策の効果について

認知度が大幅に向上、問い合わせが増加。

──それらの施策でどのような効果がありましたか?

 特にホロストラクションの機能紹介の動画は、ホロレンズをかけてみないとわからないというところから、一歩前進したのは非常に大きな効果だと思います。そのおかげで、サイトや動画を見たというお客様からの問い合わせが増えました。

 イベントの方も、当社としてはミートアップというイベント自体を開催するのは初めてだったのですが、建設業界における認知度・注目度が向上したことが大きいですね。

帰り際に、多くの参加者から「今ここでホロストラクションの予約をしたい」と言っていただけたので、とても手応えを感じました。参加者からは様々なご意見、ご感想などのフィードバックをいただけたことも非常に有意義でした。

──費用対効果に関してはいかがですか?

 まだ販売を開始したばかりなので、費用対効果はこれからですが、これまでの施策を考えると、AOIさんにお願いした意義は十分にあったと感じています。費用に見合う以上の仕事をしていただいて感謝しています。

AOIに頼んでよかった点

当社の本質を理解し、情熱をもって一緒に新しいことにチャレンジしてくれた。

──今回のホロストラクションのマーケティングをAOIに頼んでよかったと思う点は?

 AOIの担当者と初めて会った時に、とても熱いものを感じました。その情熱で当社の本質や望んでいることを理解して、それに沿った骨太の提案をしていただきました。だからこそ当社の社員も盛り上がるし、結果、いいPRやプロモーションが実現できたのだと思います。

 ホロストラクションを世に広めるためのサイトや動画の制作、イベントの開催など、すべて今まで我々が実施したことのない施策を企画、実施していただいたおかげで、我々としても新しいことにチャレンジでき、非常に有意義でした。

 それまでは、どのようなターゲットに対してどのようなシナリオでアプローチすればいいのかについては、バラバラな「点」でしかわかっていませんでした。AOIさんに、その点を繋いで「線」にしていただいたおかげで、社員一同で具体的なイメージとして共有できたことがとてもよかったと思います。さらに今後は面、立体として発展させていけるという可能性も感じました。

今後のビジョンについて

アフターコロナの時代こそ、我々の存在意義が顕著になる。

──現在、コロナ禍で厳しい状況が続いていますが、今後のビジョン、展望について教えてください。

 このコロナ禍もあり、建設業界では遠隔で現場を見たいというニーズがますます増大しています。ホロストラクションはまさにそのニーズに応えられるソリューションです。今後はその点をより強力に打ち出していくために、AOIさんにお力添えいただきたいと思っています。

 また、AOIさんのおかげでホロストラクションの認知度は以前より向上したとはいえ、まだまだホロレンズをかけてみて初めてわかるという部分が根強く残っています。それを解決するための体験会などの機会もこのコロナ禍で減っているので、その点でも何か新しい戦略を考えていただきたいですね。

建設業界では「i-Construction(アイ・コンストラクション)」と呼ばれるIT化が叫ばれています。コロナの影響もあり、国土交通省や経済産業省が本格的にホロストラクションに注目しています。

 そういう意味でも、その流れにマッチしたホロストラクションのマーケティングは今後ますます重要になります。当初のプランから変更を余儀なくされるかもしれませんが、また我々と一緒に新しい戦略を考えて実行していただけるとうれしいです。

お客さまのご紹介

小柳建設株式会社 代表取締役社長 小柳 卓蔵 様

小柳建設株式会社代表取締役社長。新潟県出身。大学卒業後、金融機関に就職したが、家業を継ぐ決意をし、2008年に小柳建設に入社。管理部門を担当し、財務体質の改善に尽力。2014年6月に3代目社長に就任。会社のIT化に取り組み、社内フルクラウド化で業務のスピードアップを実現。2016年にマイクロソフトのホロレンズと出会い衝撃を受け、建設業界で働く人を幸せにしたいという思いから、マイクロソフトと共同でホロストラクションを開発した。

企業概要・提供サービス

 

【企業概要】
小柳建設株式会社
1945年の創業以来、土木事業、建築事業、自社開発の浚渫事業を軸に、総合建設業として地域社会の成長発展に貢献している。
〒955-0047 新潟県三条市東三条1-21-5 TEL:0256-32-0006
https://n-oyanagi.com/

 

【提供サービス内容】
Holostruction(ホロストラクション)はMR(複合現実)技術を用い、建造物の3次元モデルやデジタルデータ(写真、書類)を現実の空間に投影し、その中を歩き回りながら、様々な位置・角度・縮尺において自由自在に複数人と同時に協議することができるソリューション。遠隔地とのリモートコミュニケーション機能も有しており、離れた場所からも会議に参加することができる。これにより計画段階から完成イメージを共有でき、品質・生産性・安全性の向上や作業時間・工期の短縮を実現できる。
https://n-oyanagi.com/holostruction/